[64] 虹


今日は特別練習お疲れさまでした。音楽会が近づいてきて、歌いこむというか歌い慣れる、大事な時期です。個人的には、声を出す時間を増やすことで、発声に必要な筋肉をトレーニングしている、と感じています。なので、比較的長い時間歌う特別練習は必要なものと思っています。
明日の利団文化祭で歌うのは「COLORS」。どんな色の歌になるでしょう。「色」と言えば「虹」ということで・・・。乾燥してくるこれからの季節、あんまり「虹」は見ませんね・・・・。

雨あがり
雲間から 差しこむ光に促され
水つぶたちが 空に昇る
たくさんの
たくさんの
水つぶに囲まれて
一瞬、白い世界になる

上へ上へと昇る水つぶに
洗われて
キレイになった空に
かくれていた色たちが
うかびあがる


始めと終わりのない
7色の橋に 夢をのせる
未来につながっていることを
信じて

<おやすみなさい、明日、はりきって歌いましょう>

[テノール高木です (2014/11/08 Sat 23:12) ]

[63] 桜島


月曜日から鹿児島大学に行っていて、今帰ってきました。東日本ではまた雨だったようですが、薩摩はよいお天気でした。大河ドラマ「篤姫」なんかでもよく見ていましたが、やっぱり本物には圧倒されました。鹿児島市側からは海というより川の向こうくらいのところに、ゆったりと裾を広げたどっしりとした桜島がありました。

青い海と空のただ中に
 大きく緑の裾をひろげ立ち
 噴煙をのぼらせている

船が往き
 鳥が舞い
  風がゆらす 林に立つ

ザラッと足裏に
 活火山の証を 感じる
 黒い 硬い
 砂のツブ

大地の鼓動が
 ワタシをゆさぶる

<では、おやすみなさい>

[テノール高木です (2014/09/12 Fri 00:44) ]

[62] 約束


今、東京から帰ってきました。
今朝、出掛けに、嫁さんから虫よけスプレーを持っていったらと言われましたが・・・。
幸いなことに、蚊には刺されませんでした。
雲は多かったものの、晴れて、蒸し暑かったです。
秋にならないうちに、夏の詩を。

鳥の残した実をたべる
 小枝のカゲの葉の奥の
手もかけないのに ブルーベリー
 今年もたくさん紫の粒

早起きも 収穫も
アナタたちにはかなわない
だからワタシは
小枝のカゲの
ちょっとすっぱい小さい実

来年の夏も たべにくる?
そりゃあもちろん たべにくる。
目と目をあわせ
約束する

また一歩 前に進んだ

約束は 未来につながっているから

<おやすみなさーーーーい>

[テノール高木です (2014/09/06 Sat 00:22) ]

[61] 東へpart2


金曜日も東京出張でした。新快速で米原へ着くちょっと前、ゆるやかに大きく左にカーブする時、いつも、田んぼの向こうに、伊吹山が見えます。
最近は、途中の富士山も珍しくなくなってしまいましたが、何やら考え事をするのには十分な時間です。

黄金まじりの 穂がそよぐ
まぶしく かすんで立つ 伊吹
車窓に 静かに 流れゆく

風にゆれて ちらちら 葉
気流におされて モクモク 雲
それでも 空は 動かない

青のカンバスにのせられた
緑を白の絵の具の中を

さあ 関を越えて
行こう 東へ

<雨降りです、暑くなくていいけど。スイカがおいしいと言える天気がいいなあ。>

[テノール高木です (2014/08/24 Sun 16:24) ]

[60] 雨の季節


例年になく、早くそして強く、暑くなった感があります。でもちょっと梅雨の気配も。そう、夏はまだ。と自分にも、自然にも、そういいきかせたい、と思います。

夏のような日ざしが
 季節の境目に押し戻され
 すこしやわらかい
草木をうるおす 梅の雨のにおいがする

春のかすみがとれないまま
 新緑が芽吹き 紅や黄の花がさく
けれど 奥の重りに引っぱられ
 体は開かない

庭に、はじめて青い花を塗る
 何かを 変えたくて

そして 水無月の朝
 大きく 息をはく
 かすみが晴れ
 心に風が入る

明るいくもり空
 エネルギーをくれる
 雨の季節は 近い

<がんばるぞーーー>

[テノール高木です (2014/06/02 Mon 11:33) ]

[59] くちびるに歌を


たぶん昨年の今頃、新聞に中田永一著「くちびるに歌を」をいう本の紹介が掲載されました。音楽会で歌うことになっていた曲と同じタイトルだったので、図書館で予約したのですが、27番目くらいだったと思います。先日ようやく順番が回ってきて読むことができました。内容は、長崎の五島列島にある島の中学校の合唱部の話で、Nコンに向けて練習をしていくという設定でした。課題曲は「手紙 〜拝啓 十五のあなたへ〜」。これもちょっと前に歌った曲だったので興味深く読みました。
 「くちびるに歌を」というのは、そう昨年の音楽会で歌った、ドイツの詩人の詩を信長さんが訳したあの「くちびるに歌を」でした。本では、出産のため休暇に入った合唱部顧問の松山先生が部員に対し、『くちびるに歌を持て、ほがらかな調子で』とはげましたところで使われていました。
 「千と千尋の神隠し」の「いつも何度でも」の中でも『かなしみの数を言い尽すより 同じくちびるでそっとうたおう』と歌われています。そう、いつも、いつまでもくちびるに歌を持っていたいと思います。

<では>

[テノール高木です (2014/05/18 Sun 16:04) ]

[58] 更科源蔵さんの詩(2)


良いお天気ですね。そんな中、昨日、「北斎」の絵を見に、神戸市立博物館に行きました。有名な冨嶽三十六景の版画も見られてよかったです。でも、版画なので思っていたよりサイズが小さいと感じました。最近はテレビの画面が大きいので、実物より拡大して見ていたことを再確認しました。そして今日、日曜美術館(NHK)で北斎漫画と取り上げていて、生物や人物の動きの瞬間をとらえたスケッチ(筆でなのでしょうね)を改めて、じっくりと味わうことができました。

さて、更科源蔵さんの詩(2)、「コタン詩集」から、
「怒るオホーツク」です。

暗澹たる空の叫びか
滅亡の民の悲しい喚声の余韻(@本当は古い漢字)か
オホーツクの風
世界の果の巨鳥は今も尚羽ばたくのだ
民族とは何だ 種族とはと

海は風にのみグウーンと怒るのか
逆立つ牙は恥づべき不徳の足跡を削らうとするのか
非道の歴史を洗ひ去らふとするのか
オホーツクの海
石器は滅び骨は朽ち
興亡の丘に蝦夷百合は乱れる

暴風雨(あらし)は遠い軍談(サゴロベ)を語り
敗北の酋長(オツテナ)が眠る森蔭の砦(チャシ)に
穴居の恋を傳へて咲く浜薔薇(はまなす)は赤く
濡れた海鳥の歌ふのは何の挽歌だ
オホーツクは怒る

<では>

[テノール高木です (2014/05/04 Sun 13:19) ]

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