[7] 冬
先日、ピアノコンクールでH君の演奏を聴きました。かっこよかったですねあ。演目が「演奏会用アレグロ」でした。ちょうどこの日、図書館で「これで納得! よくわかる音楽用語のはなし」という本を借りました。少し前に、新聞で紹介されていた本です。楽譜に載っている言葉のイタリア語の意味を解説している本でした。なんと、その一番最初に掲載されていたのが「Allegro」でした。これは偶然か。
楽譜上では「速く」なのですが、イタリア語の意味は「陽気に、楽しく、明るく」なのだそうです。陽気で楽しいときのワクワクドキドキした感じの、心地よい速さとの解説でした。なんか納得。こんな意味を考えながら歌ったら楽しいかもしれませんね。ちなみに「Largo」は幅広い横の広がり、雄大な景色、だそうです。
さて、久しぶりに、詩をひとつ。
白いクリームの山の上に
濃い紫の まあるくてすっぱい
ブルーベリーの実
フワッと コーヒーの湯気が
ただよっている
ガラス越し
黄色と紫のパンジーが
冷たい風にゆれている
春になれば
明るい緑に輝く その葉も
今は 濃く固い
視線の彼方に
白い稜線
すきとおった青い空に
映えている
一瞬 まわりの木々が
ザワめいた後
白い粒が おちてきた
<では>
[テノール高木です (2011/02/13 Sun 00:04)
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