[42] めまい
音楽会、無事に全ステージ参加できて、みなさんに、そして自分の体にも感謝です。ステージ1週間前の土曜日は、まだ入院中。滋賀医大病院の窓からは対岸の大津方面が見えます。19時頃、花火が見えました。みんなの練習している風景が頭に浮かんでいました。歌いたい、でも、今年はだめかも・・・。「どこであげているんですかねえ」と看護師さんに尋ねたら、結構式場かも、という返事でした。真偽はいかに。
窓に映る花火
一瞬 心ときめく
でも私は白いベッドの上
火口近くに集う歌声が
色鮮やかに咲く
でも私はチューブと友だち
冬に向かう季節
つきぬけるような青い空
はげしく降りおろす冷たい雨
しかし それらの一滴も
通さない 透明なガラス
めまい
かつてより あなたと共にある
その病(やまい)
その苦しみをわかちあえと
神が命じたのか
いま またひとつ あなたを知る
そう
私には あなたがいる
私は あなたと共にある
<さあ、また歌いましょう>
[テノール高木です (2012/11/28 Wed 13:17)
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