[39] 小動(こゆるぎ)岬


穏やかな日曜日です。毎年思うことですが、暑い夏は、あまり頭が働かず、考えることに余裕がない。けれど、秋になると、少しずつ頭の中の雲が晴れてくるようで、思考が働くようになる、と感じています。ま、その分、お腹もよく動き、“食欲”も増してきますが・・・。
私が通っていた鎌倉高校は湘南海岸にあり、江ノ電に乗って通っていました。その途中、江ノ島を過ぎて腰越を過ぎたところに「小動(こゆるぎ)」という名前の岬があります。なかなか、いいなまえでしょ、ねえ。

電車がガタンとカーブを曲がり
 窓いっぱいに 海がひろがったとき
 わたしの目のはじっこを
 スッとかすめる
毎日通う その途中
 いつもあなたは そこにある

電車がグンとレールを進み
 窓いっぱいに 黒の富士が
 そびえたつ時
 わたしの目のその先に
 ジッとたたずむ
毎日帰る その途中
 やはりあなたは そこにある

その名は こゆるぎ 小動岬

大波小波にゆすぶられ
 まよい ゆれる
 わたしの心を
 しっかりつかんで そこにいた

わたしはあなたに教えられ
 今 わたしの道を行く
 少しずつ 動く

<では、今日も練習、がんばんべえ!!>

[テノール高木です (2012/10/14 Sun 10:56) ]